いよいよ日本最北の国立公園にも花の季節がやってきました。厳しい自然環境であるが故にここでしか出会えない希少種や固有種の花々もあります。そうした花々は長い年月をかけてこの地で生き抜く術を得ました。一年に一度、短く限られた時期にしか出会えない儚くも美しく可憐に咲く花々。そんな奇跡の出会い、一年ぶりの再会に感謝です。

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礼文島　「ふわふわ紙風船」

横からレブンアツモリソウを見ると、丸い形の上に穴が空いています。それを、観察すると…一つ一つが紙風船に見えてきて、たくさん集まって咲いているとふわふわの紙風船が揺れているように見えて、とっても可愛らしいです！(枯れたレブンアツモリソウの花は小さなシュークリームにも見えちゃいます笑)
撮影・文：津田涼夏
（礼文島アクティブレンジャー）

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サロベツ「桃色の星座」

木道を歩いていると、ヒメシャクナゲが満開の時期でした。１つ１つは小さな低木ですが、地面に描く桃色の星座のごとく満開でとても感動しました。
撮影・文：福井翔太（サロベツアクティブレンジャー）

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利尻島　「初夏の姫沼」

エゾハルゼミの鳴き声が響き、利尻島にも夏がやってきました。姫沼では晴れた風が弱い日に、逆さ利尻富士が現れます。
朝方が撮影チャンスです！ぜひ足を運んでみて下さい。
撮影・文：室田雄飛（利尻島アクティブレンジャー）

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－今回の撮影場所(撮影日)－
【利尻島】姫沼園地
鴛泊港フェリーターミナルから車で10分(2021.6.9)
【礼文島】レブンアツモリソウ群生地の向かい
香深港フェリーターミナルから車で30分(2021.6.8)
【サロベツ】円山園地
JR豊富駅から車で10分(2021.6.1)

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「利尻礼文サロベツ国立公園だより」とは
日本最北の国立公園にはアクティブレンジャーと呼ばれる公園管理を
行うスタッフが３名それぞれ利尻島・礼文島・サロベツで働いていま
す。そんなスタッフが季節ごとのとっておきを皆様にお届けします。
発行：環境省 稚内自然保護官事務所