利尻島「山頂より北の涯てを望む」
洋上の独立峰・利尻山(1721m)。この山が生み出す雄大で多彩な景観は、利尻礼文サロベツ国立公園のイメージそのものです。利尻という地名はアイヌ語のリイ・シリ(高い・島)に由来しますが、利尻山の頂はまさにこの地の“いちばん高いところ”であり、ここから全方位を一望することができます。快晴だったこの日、荒々しい山頂から見えた北の涯ては、空と海が繋がりそうな青の景色でした。
撮影地:利尻山山頂(利尻町・利尻富士町)
礼文島「360度の絶景に会いに行く」
礼文島の最高峰・礼文岳(490m)。標高はそれほど高くありませんが、山頂一帯は低
木林が広がり、高山帯の雰囲気が感じられます。礼文岳の魅力は、何と言っても山頂からの360度のパノラマ風景。南北に細⾧い礼文島全体の姿と海に浮かぶ利尻島、時にはサハリンの島影を見ることもできます。
礼文岳山頂まで歩いたこの日、なだらかな丘陵の向こうに、雲を纏った淡い色の利尻山が姿を見せてくれました。
撮影地:礼文岳山頂(礼文町)
サロベツ「花と野鳥の楽園を鳥瞰する」
サロベツ原野は約6千年の年月を経て形成された日本最大規模の高層湿原ですが、残念ながら、その全体像を地上から見ることはできません。
この日はサロベツ川上空からの空撮を行いましたが、水色の空の下、緑の湿原に川や湖沼の深い青が刻まれた、写真に収まり切らない景色が広がっていました。空飛ぶ鳥たちの目にはこのような世界が映っているのでしょうか。
撮影地:サロベツ川上空(豊富町)
※サロベツ湿原センター及び幌延ビジターセンター木道でのドローンの飛行は禁止です。
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