2022-06-30 update

「私たちの推し花」利尻礼文サロベツ国立公園たより 2022.6  Vol.18

利尻島「森の中の素敵な出会い」

利尻山の鴛泊( おしどまり) 登山道を巡視していると、早々にツバメオモト(燕万年青)という植物に出会えました。薄暗い森の中で、露をまとい、ひっそりと白い花を咲かせる姿はとても可愛いらしいです。ツバメオモトは花が散ると美しい濃藍色の実を付けるので、その姿に出会えるのも楽しみです


礼文島「みまもりつづけたい花」

礼文島は花の最盛期を迎えています。「花の浮島」という愛称の通り、礼文島は様々な花で彩られますが、一番人気はやっぱりレブンアツモリソウ。今年も可愛らしい花を咲かせてくれました。この花は礼文島にだけ咲く貴重な固有種で、5 月下旬から6 月上旬が見頃です。見かけたらやさしく見守ってあげて下さい。


サロベツ「美しくも儚い一日花」

広大なサロベツ湿原は、花の絨毯のように一面が多種多様な花で彩られます。6 月から7 月の上旬にかけて見頃となるのはエゾカンゾウ。ゼンテイカやニッコウキスゲとも呼ばれます。朝に開花するとその日のうちにしぼんでしまう美しくも儚い花です。サロベツ湿原の遊歩道で、一日だけ咲くその一瞬を探してみませんか?

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