7月も中盤を過ぎ、いよいよ夏本番の様相を迎える最北の国立公園。今年は雨も比較的少なく気温が高い日も続いています。やっと訪れた短い夏。海に、山に、自然豊かなこの地を思う存分感じて、どこまでも続く高い青空や、煌めき波打つ海面に、心躍る季節です。
サロベツ
真夏の野外活動
7月上旬は国立公園での様々な活動があり、小学生から中学生、高校生、さらにパークボランティアの方々など多くの方が参加してくれました。
道北にとっては炎天下の中、どの活動でも国立公園のため、そして学ぶために元気に活動をしてくれました。
今回はそんな中、たくましく活動する高校生の後
ろ姿の1枚です。
撮影・文:福井翔太
(サロベツアクティブレンジャー)
利尻島
束の間の休息
強い日差しが降り注ぐ中、利尻町の皆さんと行われた沓形登山道整備。朝6時に集合し一日かけて、繁茂する草木で覆われた登山道の刈払いなどを実施しました。作業中まるで励ましに来てくれたキアゲハに目を奪われ、後半戦の活力になりました。
撮影・文:黒田芳人(国立公園管理官)
礼文島
広がるピンクネコジャラシ!
桃岩展望台コースでエゾイブキトラノオが一面ピンク色に広がっています。
コースの西側では猫岩を入れて、東側では利尻島を入れて撮影しながら、ゆっくり歩いてみませんか?
撮影・文:津田涼夏(礼文島アクティブレンジャー)
-今回の撮影場所(撮影日)-
【利尻島】沓形登山道
鴛泊港フェリーターミナルから車で35分(2021.7.14)
※沓形登山道入口の見返台公園駐車場まで車通行が可能です
【礼文島】桃岩展望台コース
香深港フェリーターミナルから車で10分(2021.7.10)
【サロベツ】浜勇知園地
JR稚内駅から車で25分(2021.7.14
「利尻礼文サロベツ国立公園だより」とは
日本最北の国立公園にはアクティブレンジャーと呼ばれる公園管理を行うスタッフが3名それぞれ利尻島・礼文島・サロベツで働いています。そんなスタッフが季節ごとのとっておきを皆様にお届けします。
発行:環境省 稚内自然保護官事務所