うみやまかわ新聞
北海道 利尻島版

うみやまかわ新聞の授業・タイトルうみやまかわ新聞の授業

2018年度に行った
新聞づくりの過程について紹介します。

 20186月にうみやまかわ新聞の授業がスタート。利尻町教育委員会の社会教育の取り組み、「利尻町青少年リーダーの会・若葉」に参加する4年生から6年生17人が利尻島の魅力を発信するため、新聞づくりに取り組みました。

 最初の授業では今年取り組むテーマ(島外の人に知って欲しいこと)について各自が知っている地域の情報を付箋に書き出しました。うみやまかわ新聞の授業はテレビ電話を活用して行います。初回授業では、利尻島から約1000km離れた東京都世田谷区とテレビ電話をつないで、メディアづくりの講師と一緒に授業を進めました。

うみやまかわ新聞の授業風景

 7月に入り、完成した新聞を読んだ人にどんなことを感じてもらいたいか、読者イメージを想像しながら、紙面に掲載する5つの内容について話し合いを行い、「シマリス」「浮島祭り」「海の生き物(ホッケ・ウニ)」「麒麟獅子」「エゾカンゾウ」に決まりました。

 掲載する内容が決まったら、それぞれの内容について取材やリサーチをするため、取材先の候補を考え、リサーチのための本や資料を探しました。今年は利尻島の歴史研究者や利尻町役場の職員、利尻漁業協同組合の職員に取材を行い、事前に考えた質問内容をもとにたくさんのことを聞き出しました。

 取材で聞いたことや資料でリサーチした情報から原稿を作成。児童が書いた原稿は、講師からの校正を受け、情報が不足している箇所や内容に誤りがある箇所を清書して、原稿が完成。原稿作成をする過程では、著作権や肖像権など情報発信をする上で大切なことも学び、自分の言葉で情報をまとめることを意識しました。

約半年間の授業を経て、2018年度は以下の5つの記事が完成。

・利尻の伝統行事「浮島祭り」!!

・利尻の海でとれる海産物

・世界一かわいい!シマリスは魅力的な動物

・エゾカンゾウの秘密

・利尻に伝わる麒麟獅子

 「島外の人に知って欲しいこと」をテーマに、子どもの視点でまとめた個性あふれる記事をぜひ、ご一読ください。