利尻島でとれるウニとホッケに
ついて紹介します。
利尻島では「エゾバフンウニ」と「キタムラサキウニ」という2種類のウニがとれ、それぞれ「ウニ」と「ノナ」と呼ばれています。
どちらのウニも6月から9月頃までの間、海のあまり深くない場所でとれます。ウニは5センチメートル以上のものだけを出荷しますが、大きいものは10センチメートルくらいになります。
島でとれたウニは島外の加工業者に出荷され、一夜づけやむしウニなどに加工される他、島内では食堂などで食べることができます。
利尻島でとれるウニは、海そうのリシリコンブを食べて育ちます。ウニは天気が悪くても、波がなければとることができますが、町全体でとっていい日が決められていて、漁を始めてもいい合図として、島内放送が流れます。ウニとノナのどちらをとるかは、高く売れる方を漁師が選んで、漁を始めます。
ホッケは1年中とれる魚です。中でも7月から8月にとれるホッケは脂が乗っていて、一番美味しいです。ホッケは夜中の内に海中へあみをしかけて、翌朝、あみにかかったホッケをとるさしあみ漁という方法でとります。ホッケはすぐに鮮度が落ちてしまうので、とれたらすぐに冷凍します。ホッケは島の漁業組合で、ぬかぼっけ、開きぼっけ、ほっけスティックなどに加工し、出荷されます。
どちらもとても美味しいので、利尻まで食べに来てみてください。