ウニの赤ちゃんを、見たことはありますか?
ウニの食事風景を、見たことはありますか?
利尻には、生きたウニの子を間近で観察できる、
「利尻町ウニ種苗生産センター」という施設があります。
そこで元気に育つウニと、ウニを育てる人たちと、
ウニの世界を、のぞいてみましょう!
ウニ種苗(しゅびょう)生産センターって?
利尻島の沿岸で採れるウニの数は、浮き沈みしながら減少しています。
なかでもエゾバフンウニは激減しており、これまで以上の資源回復が必要となりました。
利尻島の重要な磯根資源であるウニを増やすため、
このセンターでは人工授精でエゾバフンウニの赤ちゃんを誕生させ、
海の外敵から身を守れる大きさになるまで育て、
毎年およそ400万粒のウニの子どもを沿岸の海へ放流しています。
海へ放流するためにウニの子どもをつくり育てることを「種苗生産」といいます。
利尻島のウニっこ
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エゾバフンウニ
●利尻島では「ガンゼ」「ウニ」と呼ばれている
●身の色は鮮やかなオレンジ色
●殻の色は赤褐色や緑褐色
●キタムラサキウニに比べてやや小ぶり -
キタムラサキウニ
●利尻島では「ノナ」と呼ばれている
●身の色は黄色
●殻の色は濃い赤紫色〜黒色
●殻の色素が強く、布の染料にもなる
ウニっこを動画で見てみよう
利尻島
ウニの魅力
食欲旺盛で雑食性のウニは生活環境により味に大きな違いが生まれます。うま味の強い良質な利尻昆布をモリモリ食べて育つ利尻島のウニは、混じりっけのない濃厚な味わいです。
ウニのむき方あれこれ
包丁×エゾバフンウニ
プロのウニ漁師はもとより、島の人たちが昔からウニの殻割りに愛用しているのが小型の出刃包丁。ウニの尻に刃先を入れクイッとひねると、殻がパカッと割れます。
ウニのむき方あれこれ
ウニ殻割り器×キタムラサキウニ
近年登場したとっても便利な道具のウニ殻割り器は、先っちょをウニの尻に差し込み2本のグリップを握るだけで殻がガバッと割れます。神居海岸パークうにとり体験でも活躍中。
information
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利尻町
ふるさと納税受付窓口年に何回でもお申し込みいただけます。ウニをはじめとする利尻島の特産品をお礼品として贈呈しています。
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利尻町ウニ種苗生産センター
見学ツアー赤ちゃんウニや大人のウニのほか、利尻島沿岸に生息する海の生き物を間近で観察することができます。
《企画》利尻町ウニ種苗生産センター
《お問い合わせ》利尻町 まち産業推進課 〒097-0401 北海道利尻郡利尻町沓形字緑町14番地1 TEL.0163-84-2345 FAX.0163-84-3553